2011年 03月 22日
震災から
あの大地震からもう11日も経ちました。
僕の地元真岡ではいち早くライフラインが復旧し、現在は復帰オープンしているお店も多く、お店に並ぶ商品も増えてきました。 ないのはガソリンくらいでしょうか? とても恵まれた地域です。 なので、今日の記事で気分を悪くする方がいるかもしれません。 この11日間、電気や水のありがたみや車のありがたみ、今まで普通だと思っていた生活のありがたみを痛感しました。 今現在、お店は休業してますが僕は一人徒歩で出勤しお店で仕事をしています(停電時以外)。 夕方、頃合い見て歩いて帰宅。 極力水や電気を使わない生活に気を付け、買い物を控え、外食を心掛ける。 夜は子供達と遊び子供達と共に寝る。 とにかくストレスのない生活です。 便利ではない生活でもなにも束縛するものがなくて気持ちがすごく自由。 復興のために今何をすればいいのかを考え行動し今自分に出来る事をやる。 テレビを見なくなって電気を付けなくなってお風呂もあまり入らなくなった(汚くてすみません!!) 別になくても生きていけるものはなければ慣れるものだと気付いた。車ですら。 僕よりずっと深刻な状況の被災地の仲間がいる。 そのうちの一人は未だに水道が通らず地面が1mも盛り上がり風呂も1週間入れなかった。でも明るい!いつも何が出来るか考え「自分はラッキーだ!」と言っている。先日ようやく彼の元に支援物資が集まったが、東北のより被害の深刻な地域に全部分け与える旅に出た。 もう一人現在本当に深刻ないわきに仲間がいる。 150m手前まで津波が来た場所で福島原発も近い。昨夜電話で話したが「自分はツイてる!」と。BMWがベコベコにつぶれてしまったがチャリンコに乗って「快適だよ〜」と言っていた。ようやくガソリンが手に入ったと思ったらバイクでより深刻な状況の人のために避難所に行った。 二人とも僕から見たら本当に深刻な状況だが共通して「自分はラッキーだった」と言って、より深刻な仲間を救う為に動いている。 かなりのド変態だ。 本当に尊敬すべき最高の仲間だと思い涙が出そうになった。 ふとテレビのこんな情報を耳にした。 「最近のテレビCMは全部ACばかりですごいストレス!もうやめてくれ」「こんな時だからこそ他の明るいCMにしてくれ」 そんなクレームがあまりに多く、公共広告機構が謝罪したらしい。 なぜテレビが見れるだけでもありがたいと思えないのだろう。 テレビが見れるようになった途端にそのテレビに見えるものに不平不満を言っているって・・・ ちょっと愕然とした。 便利になってしまうと人間こんなに心が貧しくなるのか? 僕の不便な仲間は絶対にそんな事言わないと思う。 ただ「自分はラッキーだった」と感謝するだろう。 僕はそれを顧みて絶対に後者になろうと思ったし、そんな仲間と一緒に頑張ろうと思った。 たろう
by hinomaru-studio
| 2011-03-22 19:10
| ダイアリー
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オーナーの天堤太朗です「世界を変えるスタジオ」を作ります!日の丸写真館クレド「常に感謝の気持ちを持ち 自分たちもお客様も幸せになり 世界を変える活動に貢献してゆきます」
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